日本財団 図書館


 

るが、そのうちのA、B、D、Lの4文字は受信を拒否できない重要メッセージである。
A=航行警報(受信を拒否できない)
B=気象警報(受信を拒否できない)
D=捜索救助情報(受信を拒否できない)
C=氷の報告
E=気象予報
F=パイロット業務のメッセージ
G=デッカ航法システムのメッセージ
H=ロラン航法システムのメッセージ
I=オメガ航法システムのメッセージ
J=衛星航法システムのメッセージ
K=その他の電子航行援助(電波航法業務)のメッセージ
L=航行警報:Aの追加(受信機で受信の拒否ができないもの)
V、W、X、Y=特別のメッセージ(ナブテックスの会議で割当て)
Z=扱うメッセージなし
上のV、W、X、Yは、IMOの同意のもとに次の条件を清した時にのみ使用
できる。
? 完全な国際的業務に影響をしない。
? 時間の余裕のあるときで、十分な時間が残されている。
? 特定の業務放送が意図した目的に独自に用意されている。
B3B4の2字(日本語ナブテックスではM3M4M5の3字)は通常各局ごとの2桁(日本語ナブテックスでは3桁)の数字を使用する一貫番号である。この番号が00(日本語では000)のものは、常に印字されるので重要なメッセージに使用される。この一貫番号は同じ情報を二度は印字しないために使用される。
(注)このナブテックスシステムの運用上と技術上の特性は、国際電気通信連合(ITU)の無線通信諮問委員会(CCIR)の勧告540−1「船舶が航行と気象の警報及び緊急情報を受信するための狭帯域直接印刷電信システムの運用と技術特性」にあり、IMOでは「ナブテックスマニュアル(NAVTEX MANUAL)」としてまとめられている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION